2024年12月8日(日)に小湊さとうみ学校にて開催

されました第３２回えんちょう杯の大会結果を

ご報告いたします。

優勝　　海老LIN(鴨川市)　２連覇２回目

準優勝　Bittsu(君津市)

第３位　SMILE(鋸南町)

第４位　長柄排球(長柄町)

　　大会後記

今大会、長柄排球(長柄町)、白浜Winks(南房総市)、KANBE(館山市)の3チームが初参加。この初参加チームが今大会を大いに盛り上げ、予選リーグは１試合目から大混戦。まずえんちょう杯初期の頃から参加している優勝回数最多のDOLIBLERS(勝浦市)を初参加のKANBE(館山市)が1対1、過去に何度か参加経験のある鴨川VC(鴨川市)を白浜Winks(南房総市)を撃破。両試合を皮切りに特にAブロックは引き分けの試合が相次ぎ、2試合目の前回優勝の海老LIN(鴨川市)に前回準決勝で当チームに敗退したMOON(御宿町)が引き分け、3試合目で優勝経験のあるBittsu(君津市)が勝利したものの、5試合目でドリブラーズ(勝浦市)に引き分け。前の4試合目で海老LINは勝利したものの、勝セット数がBittsu(君津市)と同じの3に。結果は予選最終の6試合目のMOON(御宿町)がDolphin(大多喜町)に２セット先取し、尚且つ失点を抑えた場合の結果が出るまで分からない状況でした。夷隅対決の結果、MOON(御宿町)はセットを１つ落としてしまい、海老LIN(鴨川市)、Bittsu(君津市)が準決勝に。

Bブロックは運営側も優勝に届きそうな感じがしてならないSMILE(鋸南町)が順当に勝利し、準決勝へ。今大会、運営側もダークホースと勝手ながら思っている初参加の長柄排球(長柄町)も順当に勝利し、準決勝にそれぞれ勝ち上がりました。どちらも夷隅の強豪で優勝経験のある秋桜バレーボールクラブ(いすみ市)勝利しています。

準決勝、海老LIN(鴨川市)は初参加の長柄排球(長柄町)に２セット先取で勝利し、決勝へ。これは初めての経験ですが、この準決勝で私は主審を務めました。1試合を通して長柄排球(長柄町)のネット際のミスはタッチネットの1回だけ。9人制では良く揉めるオーバーネットの反則は一度もないと言う何とも印象的な試合でした。仮にボールがワンタッチで当たってもオーバーネットの反則をとることがない。そういうものでした。結果は長柄排球(長柄町)の準決勝敗退でしたが、審判を行う身としては素晴らしいものを見せていただきました。変わって、隣のコートで対戦したSMILE(鋸南町)とBittsu(君津市)はデュースに持ち込み、フルセットとなる激戦でした。両チームともに力の差はなく、ミス１つが命とりな試合でした。今大会最長試合時間の70分でした。そして僅差の勝利をものにしたのはBittsu(君津市)でした。

決勝戦は海老LIN(鴨川市)とBittsu(君津市)。両チームとも強打を良く拾い、イレギュラーな返球、また返球ミスで失点してしまうような試合でした。さすがに決勝戦ともなれば、疲労も蓄積しており、サーブミスも目立っていました。そんな体力的にも厳しい状況下でも勝利し、優勝したのは前回優勝の海老LIN(鴨川市)でした。海老LIN(鴨川市)はこれで２連覇となり、優勝順位で東海(いすみ市)に次ぐ第5位となりました。

見てお分かりの方もいると思いますが、今大会直前に安房の強豪、CLOWN(南房総市)が出場辞退となり、不参加となりました。そのため、海老LIN(鴨川市)が今回の優勝に近いものと考えておりましたが、結果として海老LIN(鴨川市)が２連覇とトップの座を守り抜きましたが良く見るとそうでもなく、どのチームにも優勝の可能性のある大会だったのではと思いました。

次回、第３３回大会は新型コロナの本来であれば、第４０回大会でした。えんちょう杯大会初開催から20年となる記念の年となります。今後、コロナ明けで衰退した房総のバレーボールが当大会を通して盛り上がっていってくれればと思います。

えんちょう杯大会事務局

　大会進行・競技審判長

　　　石坂　喬之