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2022年11月8日いすみ市雀島でみる皆既月食と惑星食(同時なのは442年ぶり)

いつも当社ホームページにお立ち寄り頂きありがとうございます。

先日の皆既月食、皆さんは見られましたか?
本当に幻想的な月の満ち欠けでしたね、私は下のような写真を撮りながら眺めていました。

今回は皆既月食をどんな風に撮っていたのか?について書きたいと思います。
ご興味のある方は、どうぞお付き合いください。

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目次
1.撮る前のイメージトレーニング?(段取り八分)
2.撮りたい写真のイメージをはっきりして臨む
3.point1.月の出の位置確認、連続写真用の位置と構図を決める(風景写真)
4.point2:月のピント合わせ(月アップ写真)
point3:連続写真を撮るための設定(風景写真)
5.皆既月食中に星を含めた風景写真を撮る(ハプニング勃発)
6.月食が終わってからのお楽しみ

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( ISO400 37mm f8 13.0S )

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1.撮る前のイメージトレーニング?(段取り八分)
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実は今回、撮りたいイメージや準備(下調べ)ができていなかったので、撮ろうかどうか悩んでいました。
月の出時間や月食の開始から終了時間などは、ニュースやネットで情報収集できるのですが、近隣のどこで撮るか?撮りたい場所ではどんな構図の写真になるか?
その時の設定はだいたいどのくらいがベストか?という具体的なシュミレーションみたいなものができていなかったのです。

  

いつもこんな資料を参考にしながら、行く前にタイムスケジュールを考え、撮影コースや撮影手順などのイメージトレーニングしていくのですが
今回は、皆既月食や天皇星食?など、撮りたい要素も多く、イメージする前に考えがまとまらないでいたのです。
そんな時に、元天文学部の星撮りエキスパートの写友(というには大先輩で恐れ多いのですが)さんが、なんと!

皆既月食の説明動画

撮り方動画

の参考動画と共に、細かい当日のタイムスケジュールなどを同行する初心者さん用に作ったからと私にも共有してくれたのです。(ほんとに感謝です)
皆既月食と天皇星食が同時起こるのは442年ぶりそして今世紀最後だそう、いすみ市雀島も撮影候補に入っていたので、そちらのイメージ画像も送ってくれたので、それを見たら、俄然やる気を取り戻しました。私も頂いた資料を一通り予習し、当日の撮りたいものや撮影手順などのイメージが固まってきてタイムスケジュールを考えました。
全部覚えられないので、携帯のメモに落とし込みましたが、時間もなくイメージトレーニングも半ば(段取り6分くらいか…)で、撮影へ向かいました。

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2.撮りたい写真のイメージをはっきりして臨む
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今回一番撮りたかったのは「皆既月食中の月といすみ市雀島の夫婦岩と星との風景写真を撮る!」です。 
そして2つ目に「月食がわかる月のアップ写真」を撮るという2つにしたので、2台持ちで挑みました。
3つ目に練習で、連続写真を撮るというのもチャレンジしてみました。三つも欲張ったために後でハプニングが起きてしまうのですが、まずは時系列でお話していきます。

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3.point1.月の出の位置確認、連続写真用の位置と構図を決める(風景写真)
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16時20分  現地入り
まず月の出の位置を確認! 方位70をコンパスで確認しました。皆既月食の風景写真を撮るまでの間に連続写真を練習する事にし、夫婦岩の位置と月の大きさと軌道予測しながら、構図を決めました。(このイメージができなくて時間かかりました)
今回の風景写真には、cannon EOS 6D MarkⅡカメラと EF24-70mm f4L IS USMのレンズを使用。

16時29分  月の出 満月 (満潮) 方位70 高度0
明るいうちに風景写真を数枚撮影


( ISO100 24mm f22  0.8S )

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4.point2:月のピント合わせをし、テープで固定(月アップ写真)
point3:連続写真を撮るための設定(風景写真)
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16時39分  日の入り
月アップ用のカメラのピント合わせ、マニュアルモードにしファインダーを拡大にしてはっきりと月のクレーターが写るピントを慎重に探し、調整します。ピタッと合ったら動かないようにマキシングテープなどでしっかりと固定します(露出を変えたりするといつの間にか触れて、ずれてたりするので後でがっかりとならないように、固定テープは必須です)
月のアップ写真には、SONY ILCE-7C カメラと FE70-200㎜ F2.8 GM OSS レンズを使用。


( ISO640 300mm f8  1/250S )個人的にマジックアワーは日の沈む西側寄り反対の東側が綺麗な色にやけたりするな~と思う

18時05分  部分月食開始   方位84 高度16
月の連続撮影のセットをします。風景用のカメラで、メニューからインターバル撮影を選び設定をします。(月はだいたい2分で月一つ分上に上がるので、今回3分ごとでセットしてみました)
結局、撮り始め設定できてなかったので、失敗していますが、今回は練習!!コツは掴んだと思います。


( ISO400 31㎜ f4.5 10.0S )

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5.皆既月食中に星を含めた風景写真を撮る!(ハプニング勃発)
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19時15分  皆既月食   方位91 高度31  
いよいよ皆既月食中になり、本命の風景撮り!先ほどセットした連続写真をやめてしまうのは惜しい気もしましたが、他の星座や違う構図で写真を撮りたかったのでインターバル撮影をやめました。

そして「星と撮りたい=星撮りフィルターをつける」という発想からフィルターをつけて、手に持っていたものをリュックに戻し、さあ、移動しようと振り向いた時に事件が!手が当たって、横に置いておいたカメラを倒してしまいました。電源が入らない、電池の蓋がない、フィルターが割れてる(-_-;)、プチパニックです。Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)ともかく落ち着いて周りを見て電池の蓋を見つけてつけると電源が回復、試しにシャッターを切ると撮れてる、撮れてはいるけど、つけたフィルターのせいで月が変な形に反射してしまっている。フィルターを外したいのに先ほどの転倒で歪んだのか?フィルターがとれない!!かなりのショックでした。

あぁ~このままでは、第一目的の風景写真が撮れない!

やっぱり諦めきれず、必死にフィルターを外そうともがきにもがき、撮りたい一心で何度も何度もフィルターをまわしたら、何とか外れました( ;∀;)帰ってから気づいたのですが、回してた手が切れていました(;^_^A
そうこうしているうちに月がだいぶ高く上がってしまい、月と夫婦岩と上下ぎりぎりの構図になってしまいましたが、なにわともあれ、第一目標の「月食と星たちと雀島の風景写真」が撮れました!!こちらがそのほぼ執念の一枚です(笑)

( ISO3200 28mm f4 25.0S )できれば『月』とわかるようにクレーターも写したかったけど、ここは次回までの課題となりました。

20時41分  天皇星食 入り 方位

次の写真、月の左下にくっついているのが天王星です、このあと月の影に隠れ見えなくなりました。
そう、焦点距離に対して星が流れて見えないシャッター速度、250ルールというのがあることを初めて知りました。いや以前にちらっと耳にした事がありましたが
いつもだいたい同じ広角レンズで撮っていたので、すっかり忘れていました。こういう写真を撮る時に知っているとよい知識ですね。250÷焦点距離=シャッタースピードです、詳しく知りたい方は調べてみてください。

<a href="https://ogawalpg.com/sys/wp-content/uploads/DSC049222.jpg"> 
( ISO800 280mm f8 1.0S )この写真は20時31分でした。

20時45分  皆既終了    方位115 高度50
21時00分  部分食
部分食が始まる頃、太陽の光の反射でターコイズフリンジという現象があることを思い出しファインダーを睨みながら撮影しました。
今回は本当に盛りだくさんの天体ショーでした。


( ISO800 187mm f7.1 1/4S )

21時22分  天皇星食 出

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6.月食が終わってからのお楽しみ(風景写真)
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現地入りから約3時間、月食が終わった頃になるとすっかり潮も引いていました。
以前、「ほんの少し撮影時間を延ばしたり、粘ると思わぬ写真が撮れたりするよ」と教わったことがありますが、その通り波が寄せては引いていく様子が美しく、夫婦岩の後ろからはオリオン座が昇ってきた写真が撮れました。

いすみ市の雀島は以前にもご紹介したことがあります、参考までに!

「千葉外房絶景夜空編」←ここをクリック!


「千葉外房絶景日の出編」←ここをクリック!

21時55分  部分終了     方位121 高度

近隣に月の写真を撮ってるお友達がいて、私も意識するようになり月の入った風景写真を撮りに行っています。
思い描いた風景写真の中の月の表現やその時の露出の微妙な難しさ、撮影距離によって変わる月の大きさや飛行機、船、電車など乗り物とのコラボとの難しさが面白いですね。時に一枚も撮れず、挫折しそうになりながらも、カメラ操作のいろいろな要素や知識を覚えるのが楽しくて続けています。
月のInstagram


Instagram:月専用アカウントに写真を載せています。よろしければ覗いてください。

今回は風景写真と月のアップ写真と同時に説明したので、少々わかりずらいかもしれません。
幻想的な皆既月食中の風景写真が撮れたこと、何より晴れて素敵な天体ショーを見れた事に感謝です。
次は、2025年9月8日だそうです、皆さんも月写真撮ってみませんか?そしてぜひ共有してください、一緒に写真を楽しみましょう!
長文お付き合いくださいましてありがとうございます。

私的な事ばかりですが、日々の暮しの中での出来事とその都度感じた気持ちの変化を綴っております。
お時間のある時にでも読んで頂けたら幸いです。
また小川プロパンでは、地域とともに活動される方や、輝いている魅力的な方々のコミュニティや外房風景などをご紹介していきたいと思って写真活動をしています。
これからも小川プロパンをどうぞよろしくお願い致します

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